
法人向けブラウザのIsland、4億ドル調達 評価額64億ドルに
資金調達セキュリティAIエージェントブラウザ
エンタープライズブラウザを手がけるIslandが、シリーズFで4億ドルを調達したと発表した。評価額は64億ドルで、2024年から2倍以上。リード投資家はEvolution Equity Partnersで、Sequoia CapitalやCoatueなども参加した。企業がAIエージェントを拡大する局面に向けた投資だと説明している。
何が発表されたか
エンタープライズブラウザを提供する Island は2026年9月24日、シリーズFラウンドで4億ドルを調達したと発表した。発表された内容は次のとおり。
- 調達額は 4億ドル、ラウンドは シリーズF
- 評価額は 64億ドルで、2024年から2倍以上
- リード投資家は Evolution Equity Partners
- 参加投資家は Prysm Capital、Sequoia Capital、Coatue Management、Cyberstarts、Insight Partners、J.P. Morgan Growth Equity Partners、Alta Park Capital、Georgian、G Squared、Squarepoint、および個人として Dmitri Alperovitch 氏
- ARR は2022年のローンチ以来、毎年倍増
- 従業員数は1,000人
資金の用途について同社は、企業が「AIエージェントをスケールさせ、仕事の進め方を近代化していく」次の成長・イノベーション段階に充てるとしている。
事業環境への影響
エンタープライズブラウザは、業務用の閲覧環境そのものを管理対象にする製品カテゴリである。この評価額は、AIエージェントの普及がブラウザ側の統制需要を押し上げているという投資家側の読みを示している。
- 人ではなくエージェントの操作を監視・制御する需要が資金の説明に明示されている。社内で AI ツールを使い始めた企業が、次にどこに支出するかの一例として読める。
- 小規模な事業者が直接導入する価格帯の製品ではないが、クライアント企業側でブラウザ統制が入ると、制作・運用で使う外部ツールや拡張機能が制限されうる。受託でクライアントの環境を触る立場なら、こうした制御が広がることを前提にした作業手順を考えておきたい。
- 同社の ARR 実額や顧客数は今回の発表では公開されていない。評価額と成長率の記載にとどまる。
