Vercel Sandboxの永続ストレージ「Drives」がパブリックベータに
VercelSandbox永続ストレージAIエージェントインフラ
VercelがSandbox向け永続ストレージ「Drives」をパブリックベータで全プランに開放した。サンドボックスにディレクトリとしてマウントでき、インスタンスをまたいでデータを保持できる。1サンドボックスあたり最大4つ、容量は最大16TiB。読み取り専用スナップショットの共有にも対応する。
何が発表されたか
- 2026年9月23日、VercelがVercel Sandbox向けの「Drives」をパブリックベータとしてHobby/Pro/Enterpriseの全プランで提供開始。
- Driveは「Vercel Sandboxにディレクトリとしてマウントする永続ストレージ」で、サンドボックスのインスタンスをまたいでデータを保持できる。
- 1つのサンドボックスに最大4つのDriveを別々のパスでマウント可能。読み取り専用スナップショットは複数サンドボックスから同時に共有できる。
- 容量は既定1TiB(Hobbyは1GiB)、上限16TiB。
- 料金(iad1リージョン)はストレージ $0.05/GB・月、読み取り $0.0015/GB、書き込み $0.004/GB。Hobbyには月15GBのストレージと30GBの読み書きが含まれる。
開発者への影響
Vercel Sandboxは、AIエージェントに任意コードを実行させる用途での採用が増えている実行環境。これまでは起動のたびに環境がまっさらになるため、依存パッケージのインストールやビルドキャッシュを毎回やり直す必要があった。Drivesでnode_modulesやpnpmストアを永続化すれば、エージェントの1ステップあたりの待ち時間とコストが素直に下がる。
読み取り専用スナップショットの共有は、同じ依存関係セットで複数のエージェントを並列に走らせる構成と相性がいい。「ベース環境を1回作ってスナップショット化し、各エージェントはそれをマウントして差分だけ書く」という組み方ができる。
利用条件
パブリックベータ。料金はリージョンにより異なる。
