Shopify POS、来店客のオンラインかご落ち商品を店頭で確認可能に
ShopifyPOSECOMOかご落ち
Shopifyが、POSで識別済みの顧客について、オンラインの放棄チェックアウトに入っていた商品を店舗スタッフが閲覧できる機能を提供開始した。閲覧できるのはカート内の商品のみで、閲覧履歴は表示されない。POS v11.14以降と「放棄チェックアウトの表示」権限が必要となる。
何が発表されたか
- Shopify POS で、識別済み顧客のオンライン放棄チェックアウト(かご落ち)に入っていた商品を、権限を持つスタッフが閲覧できるようになった(2026年9月3日付チェンジログ)。
- 表示されるのはカート内の商品のみ。閲覧履歴(browsing history)は表示されない。
- 表示条件は4つすべてを満たすこと:POSで顧客が識別されている、顧客のメールアドレスが登録済み、対象となる放棄チェックアウトが存在する、POSセッションにロケーション情報がある。
- 必要な権限は「放棄チェックアウトの表示(View abandoned checkouts)」。Shopify管理画面の 設定 > ユーザー > ロール > POSロール > 顧客 から有効化する。
- Shopify POS v11.14 以降が必要。
実務への影響
- オンラインとオフラインの在庫・顧客データを1つのShopifyで持っている実店舗案件では、そのまま接客の質に効く。「ネットで見ていた商品のサイズ違いを店頭で出す」という導線が、スタッフ側の推測ではなくデータで動くようになる。
- 導入支援をする側の作業としては、(1) POSアプリを v11.14 以降に更新、(2) POSロールに権限を付与、(3) 顧客識別(メール登録)のオペレーションを店舗で回してもらう、の3点。3つ目が抜けると機能が発動しないので、店舗スタッフ向けの手順書までセットで用意したい。
- プライバシー面の説明は必要。「スタッフが自分のネット閲覧を見ている」と受け取られると逆効果なので、店頭での声かけ方も含めて設計するのが望ましい。閲覧履歴は見えない仕様である点は、説明材料として使える。
利用条件
Shopify POS v11.14 以降。管理画面での権限設定が別途必要。
