レイブン、PC操作を記憶するAI業務アシスタント「WorkLens AI」α版を公開
レイブンWorkLens AI業務自動化Jev日本
大阪のレイブンが9月30日、WorkLens AIと判断専用AI「Jev」を組み合わせた業務アシスタントのα版を公開し、先行導入企業を募集している。繰り返し作業のあとに自動化を提案し、いつもと違う操作を完了前に指摘する。画面を丸ごと保持せず導出情報だけを処理する設計で、個人評価ではなく組織・業務単位の分析に振っている。価格は未公開。
何が発表されたか
- 大阪市北区のレイブン(2024年7月設立)が9月30日、業務可視化ツール WorkLens AI と TypeSafe AI の判断専用モデル「Jev」を組み合わせた業務アシスタントのα版を公開。先行導入企業を募集している。
- コンセプトは「PCが、あなたの仕事を覚えている」。繰り返し作業を検知して自動化を提案し、いつもと違う操作を完了前に指摘してミスを防ぐ。
- 画面を丸ごと撮り続けるのではなく、Jev がタスクごとに適した分析手法を選び、生の画面データではなく導出情報のみを処理する設計。
- 業務記録を「確定・推定・未確認」に区別して扱い、個人の成績ではなく組織・チーム・業務単位で分析を組み立てるとしている。
- 提供形態はクラウドSaaS+デスクトップ収集ツール。Windows/macOS対応。想定業務は請求・調達・経費精算・レポート作成などPC上の繰り返し作業。
実務への影響
- 画面収集系のツールは「監視されている」という現場の反発で頓挫しがち。個人評価に使わない設計を先に明示しているのは、クライアントに業務可視化を提案するときの説明材料として使える。同種の提案をするなら、この立て方は借りる価値がある。
- 一方で画面由来の情報を扱う以上、顧客データや個人情報がどこまで外に出るかは契約前に詰める必要がある。「導出情報のみ処理」が具体的に何を含み何を含まないのかは、導入検討時の最初の質問になる。
- 業務記録を「確定・推定・未確認」に分ける発想は、AI出力を業務フローに載せるときの一般的な設計指針としても流用できる。推定値を確定値と同じ扱いで下流に流さない、というだけで事故は減る。
補足
- α版で価格は未公開。導入社数などの実績値も現時点では示されていない。申込は同社サイト(worklens-ai.com)経由。
