
OpenRouter、Batch APIを提供開始 70以上のモデルで単価が約半額に
OpenRouterBatch APILLMコスト削減API
OpenRouter が9月22日、非同期でまとめてリクエストを処理する Batch API を公開した。70以上のモデルに対応し、トークン単価は通常の約半額。結果は24時間以内に取得する必要があるが、ベータでは中央値7分、90%が1時間以内に完了した。急ぎでない大量処理のコストを下げられる。
何が発表されたか
OpenRouter は2026年9月22日、Batch API の提供を開始しました。数千件のリクエストをまとめて非同期で投げ、あとから結果を回収する仕組みです。
- 対象モデル: 70以上
- 価格: 通常のトークン単価の「おおむね半額」(割引率はモデルによって異なる)
- 想定用途: データのラベリング、埋め込みの一括生成、大量スコアリングなど、即時性を求めない処理
- 結果の取得期限: 24時間以内
ベータ期間中の23万件超のバッチでは、完了時間の中央値は7分、90%が1時間以内に終わったとしています。
利用上の制約も明示されています。
- 画像やファイルは公開 URL である必要がある
- 音声・動画、および Web 検索プラグインはバッチモードでは利用できない
- 1つのバッチは単一プロバイダで実行される
- データ保持期間は30日、または削除するまで
開発者への影響
コストが読みやすくなるのが一番の変化です。リアルタイム応答が不要な処理をバッチに寄せるだけで、LLM 利用料の該当部分がおおむね半分になります。
Web 制作・EC の実務で当てはまりやすいのは、次のような作業です。
- 商品説明文やメタディスクリプションの一括生成・リライト
- 大量のレビューや問い合わせ履歴の分類・要約
- 既存コンテンツの埋め込み生成(社内検索やレコメンドの下準備)
一方で、チャットや接客のようにその場で返す処理には向きません。24時間以内という取得期限と、バッチ内は単一プロバイダという制約があるため、フォールバック前提の設計をしている場合は組み方を見直す必要があります。画像を扱う処理では、公開 URL が必須である点にも注意してください。
