リセ、Word上で契約書審査を進めるAIエージェント機能を提供開始
リセ(PR TIMES)公式発表
リーガルテックWordエージェント契約書国内
株式会社リセは8月21日、契約書レビューサービス「LeCHECK」に、法務実務のプロセスを再現したAIエージェント機能を追加した。Wordで契約書を開くと、リスク確認・修正案提示・コメント作成・形式チェックを順に実行し、ワンクリックで本文へ反映できる。過去の対応履歴を蓄積し、自社基準に沿った審査に近づけていく。
何が発表されたか
株式会社リセ(代表取締役CEO:藤田美樹氏、弁護士)は2026年8月21日、Word 統合型のAI契約書レビューサービス「LeCHECK」にAIエージェント機能を追加した。Microsoft Word アドインとして同日より利用できる。
主な特長は3点。
- 自動化による効率化: 修正案やコメント内容をAIが提示し、ワンクリックで契約書に反映できる。従来の手入力作業を減らす。
- 実務的なフロー設計: 経験のある弁護士の審査プロセスをモデルに、リスク確認 → 修正案 → コメント作成 → 形式チェックを順序立てて実行する。
- 学習・蓄積機能: 過去の対応履歴を蓄積し、継続使用によって自社の運用や判断基準に沿った審査に近づける。
「Wordで契約書を開くだけで、AIエージェントが審査に必要な工程を順次実行」する形になる。
実務への影響
フリーランスや小規模事業者の視点で見ると、これは「業務ソフトの中にエージェントが入る」流れの国内での具体例だ。専用のSaaS画面に移動してファイルをアップロードするのではなく、ふだん使っている Word の中で完結する。ツールの乗り換えコストを最小化するこの設計は、制作案件で業務効率化を提案するときの参考になる。
制作・受託の実務そのものにも接点がある。業務委託契約、秘密保持契約、著作権や二次利用の範囲を定めた条項のチェックは、フリーランスが自前で抱えがちな作業だ。工程を分解して順に処理する設計は、少なくとも「見落としの洗い出し」の部分では有効に働く。ただし最終的な判断を委ねる性質のものではない点は、前提として押さえておきたい。
同日に法務省がAI法務支援と弁護士法72条の関係についてガイドラインを公表していることも、あわせて確認しておく価値がある。
補足
価格や提供プランは発表内に記載がない。
