
AI検索の国内利用率が52.3%に、llms.txtは13項目中で効果最下位
AI検索LLMOSEO調査データBtoB
ナレッジホールディングスが2026年9月のAI検索業界動向レポートを公開した。国内のAI検索利用率は52.3%で、調査として初めて5割を超えた。AIに選ばれる要因の上位は「クロール・スニペット許可」「質問と回答の整合」で、llms.txtの整備は評価13項目中で最下位。AI Overviewの引用は69.3%が本文からだった。
何が発表されたか
株式会社ナレッジホールディングスは2026年9月24日、2026年9月のAI検索業界動向レポートを公開した。同社の調査では、国内のAI検索利用率が52.3%となり、初めて5割を超えたとしている。
レポートで示された主な数値は次のとおり。
- AIに選ばれる要因の上位3項目は「AIのクロール・スニペット許可」(+2.20)、「質問と回答の整合」(+2.15)、「AIの記憶内でのブランド想起」(+2.08)
- 評価した13項目のうち、llms.txt の整備は +0.05 で最下位
- AI Overview の引用元は、導入部ではなく本文からの引用が 69.3%
- BtoBの比較検討では 66.4% が生成AIを利用し、比較サイト(50.3%)を上回った
集客・販売への影響
数値はいずれも同社独自の調査に基づくものだが、実務の優先順位を考える材料にはなる。
- クロールとスニペットの許可設定が最上位に来ている点は、技術的な下準備の話である。robots.txt や meta robots、CDN・WAF のボット制御で AI クローラーを弾いていないか、まず確認する価値がある。コンテンツを増やす前の工程になる。
- llms.txt が最下位という結果は、話題性の割に効果が確認しづらい施策だということを示している。工数を割く優先度は低く見てよい。
- 引用の69.3%が本文からという結果は、冒頭のリード文だけを作り込む書き方が引用に結びつきにくいことを示唆する。見出しごとに問いへの答えを完結させる構成のほうが拾われやすい、という読み方ができる。
- BtoBでは生成AIが比較サイトを上回った。比較サイト対策に寄せていた予算配分を、自社サイト側の情報整備に振り向ける判断材料になる。
いずれも一社の調査結果であり、業種や規模で差が出る。自社の流入データ(参照元にAIサービスが含まれる割合)と突き合わせて判断したい。
