Itera、AI検索の引用シェアが4日で86%消失した8月のLLMO/AIOレポートを無料公開
LLMOAIOSEOAI検索調査データ
株式会社Iteraが2026年8月のLLMO/AIOトレンドレポートを無料公開した。日本語検索でのAI Overview出現率は86.5%、表示時の1位クリック率は約46%低下。ChatGPT検索での特定プラットフォームの引用シェアが4日で約86%消えた事例も示され、AI検索の変動の激しさが可視化された。
何が発表されたか
- 株式会社Iteraが「2026年8月 LLMO/AIOトレンドレポート」をPDFで無料公開。全18項目のトピックを収録
- 日本語検索でのAI Overview出現率は86.5%(897クエリ、30ジャンルの実測)
- AI Overview表示時、検索1位のクリック率は28.4%から15.3%へ約46%低下
- ChatGPT検索における特定プラットフォームの引用シェアが3.83%から0.52%へ、約86%(4日間で)減少した事例を報告
- 業種別の出現率差が大きく、士業・SaaS・リフォームで96.7%、美容室で66.7%と30ポイント以上の開き
- 税理士サイト1,000件のうち、AI検索への対応が済んでいたのはわずか5.8%
実務への影響
Web制作・EC・マーケの現場に直結する数字が並んでいる。まず「AI Overview表示時に1位クリック率が半減」というのは、順位を取っても流入が担保されない時代に入ったことを意味する。SEOの成果指標を「順位」から「AI回答内での引用・言及」へ移す必要が、いよいよ実測で裏付けられた形だ。
特に注目したいのは「引用シェアが4日で86%消失」という変動の速さである。AI検索での露出は、従来のSEO順位より遥かに不安定で、一度引用されても数日で消えうる。したがって施策は打ちっぱなしにせず、AI回答内での自社の登場を定点観測する運用が要る。業種別の出現率差も大きいので、クライアントの業種でそもそもAI Overviewが出るのかを最初に確認し、出にくい業種では従来型SEOに比重を残す判断も現実的だ。
補足
自社レポートに基づく数値であり、調査設計やサンプルの偏りは割り引いて読む必要がある。それでも国内の日本語検索を対象にした実測データは貴重で、提案資料の根拠として使いやすい。
