GitHub、スター推移を取得できるプライバシー配慮のAPIを追加
GitHubがリポジトリのスター数の推移をタイムスタンプ付きで取得できる新しいRESTエンドポイントを公開した。個々のスター付与ユーザーの情報は返さない。2026年前半にstargazer一覧の取得が管理者とコラボレーターに限定され、動かなくなっていたスター数トラッキングツールの受け皿となる。
何が発表されたか
GitHub は2026年9月4日、リポジトリのスター数の推移を取得できる新しい REST API エンドポイントを公開した。タイムスタンプ付きの過去のスター数を取得できる一方で、誰がスターを付けたかという個別の情報は返さない。
背景として、GitHub は2026年前半にプライバシー保護を理由として、stargazer(スターを付けたユーザー)の一覧を取得するエンドポイントの利用をリポジトリの管理者とコラボレーターに限定していた。その結果、スターの伸びを追跡していたツールや連携が動かなくなっていた。今回のエンドポイントは、個人を特定できる情報を出さずにスターの推移だけを提供する形で、この空白を埋めるものと位置づけられている。
- 過去のスター数をタイムスタンプ付きで取得できる
- 個々の stargazer のデータは公開しない
- 詳細は REST API ドキュメント(バージョン 2026-03-10)に記載
- フィードバックは GitHub Community のディスカッションで受け付ける
なお、エンドポイントのパスやレート制限といった技術的な詳細は、変更履歴の告知内では触れられていない。
開発者への影響
OSS のダッシュボード、社内の指標収集、リポジトリの成長を可視化するツールなど、スター数の推移を扱う実装を持っているなら移行先の候補になる。従来こうしたツールの多くは stargazer 一覧を取得して日付ごとに集計する作り方をしていたが、その方法は前述の制限以降、対象リポジトリによっては使えなくなっていた。新エンドポイントは推移そのものを返すため、集計処理を自前で持つ必要がなくなる。
GitHub の告知でも、「これらのプライバシー制限が有効になる前にスターの伸びを追跡していたツールや連携をアップデートする」用途が想定として挙げられている。既存の実装が stargazer 一覧に依存している場合は、実際のエンドポイント仕様を REST API ドキュメントで確認したうえで、置き換えを検討しておきたい。
