GitHub Copilot、VS Code 1.136 に PR を整える Agent Merge を追加
GitHubがCopilotの週次アップデートを公開した。VS Code 1.136ではレビュー指摘・失敗したチェック・マージコンフリクトを解消してPRをマージ可能な状態にするAgent Mergeがパブリックプレビューで登場。マルチルートワークスペース対応やチャットセッションの階層表示も実験的機能として加わった。
何が発表されたか
GitHub は2026年9月4日、「GitHub Copilot weekly releases — August 31」として直近1週間分の Copilot 関連アップデートをまとめて公開した。
モデルの提供範囲では、Claude Fable 5.1 が Copilot Pro+ / Max / Business / Enterprise 向けに、Gemini 3.8 Flash が Copilot Pro / Pro+ / Max / Business / Enterprise 向けに展開された。機能面では、Copilot アプリと CLI でコンテンツ除外が利用できるようになり、エージェント的なワークフロー全体で機密性の高いコードをコンテキストから外せるようになった。JetBrains 向けの GitHub Copilot ハーネスも一般提供に移行している。
VS Code 1.136 では、次の4点が追加された。
- Agent Merge(パブリックプレビュー): レビューでの指摘、失敗したチェック、マージコンフリクトを解消し、プルリクエストをマージできる状態にする
- マルチルートワークスペース(実験的): Copilot および Claude エージェントの機能を、ワークスペース内のすべてのフォルダに広げる
- チャット背景(実験的): Agents ウィンドウを組み込みのパターンや自前の画像でカスタマイズできる
- チャットセッションの整理: 階層的な表示になり、対応が必要な会話が分かるようになった
開発者への影響
実務への影響が大きいのは Agent Merge だろう。レビュー指摘の反映、CI の失敗の修正、コンフリクトの解消は、レビューが付いてからマージまでの間に発生しがちな手戻り作業で、コードを書く時間よりもここで待たされる場面は少なくない。この部分をエージェントに任せられるなら、PR を出したあとの往復が短くなる可能性がある。パブリックプレビューの段階なので、まずは影響範囲の小さい PR で挙動を確かめるのが無難だ。
マルチルートワークスペースの対応は、モノレポや複数のリポジトリを1つのワークスペースにまとめて開いている環境で効いてくる。これまでフォルダ単位で制約があった場面でも、エージェントがワークスペース全体を対象にできるようになる。ただし実験的機能としての提供である点には注意したい。
チャットセッションの階層表示は、複数のエージェントを同時に走らせるようになったことに対応した整理といえる。
