Google、Gemini 3.8 Flash と防御特化の Cyber 版を公開
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Google が Gemini 3.8 Flash と、脆弱性の発見・修正に特化した 3.8 Flash Cyber を公開した。3.7 Flash から約3週間での更新で、年内は導入価格が適用される。Cyber 版は攻撃転用を防ぐため、政府機関や重要インフラ事業者に限定した「Fairwind プログラム」経由の提供となる。
何が発表されたか
- Google が Gemini 3.8 Flash と Gemini 3.8 Flash Cyber の2モデルを公開。3.7 Flash の公開から約3週間での更新。
- 3.8 Flash は長期的なソフトウェアエンジニアリングを測る DeepSWE v1.1 で、より大型のフロンティアモデルの多くを上回ったとする。多段推論の HLE-Verified は 54.9%。金融エージェント(Vals Finance Agent V2)や法務(Harvey Legal Agent Benchmark)でも改善を主張。
- 価格は 2026年12月31日までの導入価格として 入力 100万トークンあたり 0.75ドル/出力 3.75ドル。2027年1月1日以降は入力 1.50ドル/出力 7.50ドルの通常価格に戻る。
- 提供先は Google AI Studio と Android Studio(開発者)、Gemini Enterprise(企業)、Gemini アプリの AI Pro / Ultra 契約者、Google 検索の AI モード、Google スプレッドシート。
- Cyber 版は防御目的に振った派生モデル。CyberGym の脆弱性発見でフロンティア級、修正では CWE-Bench の pass@1 が 47.2%。Chrome セキュリティチームの検証では「主要な商用モデルの 2.6 倍の正しいパッチを生成した」とされる。20言語での実地検証で成功率 70% 超とも。
実務への影響
- 価格が据え置きのまま世代が上がる流れが続いている。Flash 系を業務ツールの下回りに使っている場合、モデル ID を差し替えるだけで精度が上がる可能性があるため、既存プロンプトの回帰テストだけ用意して乗り換えを検討したい。
- ただし 導入価格は 2026年12月31日まで。年明けに単価が2倍になるため、月次のトークン消費量から来年度のランニングコストを今のうちに再計算しておくのが安全。見積書に「2027年1月以降は改定」の注記を入れておくとトラブルを避けられる。
- 検索の AI モードとスプレッドシートにも入るため、クライアントの「AI 検索での見え方」は今後も短いサイクルで変動する。AIO 施策の効果測定を月次より短い間隔で回す理由がまた一つ増えた。
利用条件
Cyber 版は一般提供されない。信頼された政府機関と重要インフラ事業者向けの「Fairwind プログラム」を通じた限定アクセスで、攻撃側への転用を防ぐセーフガードが組み込まれている。
