Claude Code 2.1.283、使えるモデルを固定・禁止できる管理設定を追加
Claude CodeAnthropicコーディングエージェント開発ツールガバナンス
Anthropicは9月25日にClaude Code 2.1.283を公開した。管理設定に availableModelsMatch と deniedModels が加わり、利用を許可するモデルのバージョンを厳密に固定したり、特定のモデルだけを個別に禁止できるようになった。CLAUDE.mdやスキルを古いモデル向けの記述として点検する /doctor prompt-audit も追加されている。
何が発表されたか
Anthropic は 2026年9月25日、Claude Code 2.1.283 を公開した。管理者向け設定と監査機能の追加が中心となっている。
availableModelsMatch管理設定を追加。"exact"を指定すると、availableModelsに列挙したエントリはそのモデルバージョンだけを許可し、新しくリリースされたモデルは一覧に追記するまでブロックされたままになるdeniedModels管理設定を追加。availableModelsで許可されているモデルであっても、個別に利用を禁止できる/doctor prompt-audit(/checkup prompt-auditも同様)を追加。CLAUDE.md、スキル、エージェント、コマンドを対象に、古いモデル向けに書かれたプロンプトのパターンを点検するx-claude-code-prompt-idをゲートウェイ向けヒントヘッダーに追加。1つのユーザープロンプトを処理する複数のリクエストを LLM ゲートウェイ側でまとめられる。CLAUDE_CODE_GATEWAY_HINT_HEADERS=1でオプトインOTEL_LOG_TOOL_CONTENT=1のとき、MCP ツール・WebFetch・WebSearch の出力をtool.outputの OpenTelemetry スパンイベントに含めるようにした
このほか、MCP サーバー接続やプラグイン管理、vim モード、Windows の PowerShell ツールなど、多数の不具合修正が含まれている。
開発者への影響
- 複数人・受託の開発でモデルを揃えたい場合、
availableModelsMatchの"exact"指定により「検証済みのモデルバージョンだけを使う」運用を設定として担保できる。新しいモデルが出ても、一覧に追記するまでは使われない - 裏返すと、モデルを増やすたびに一覧の更新が必要になる。更新の担当と手順を決めておかないと、現場で「使いたいモデルが選べない」状態が起きうる
deniedModelsは、方針上避けたい特定モデルだけを外す用途に使える。許可リストと禁止リストを併用できる形になった/doctor prompt-auditは、長く運用してきた CLAUDE.md やスキルを見直すきっかけになる。出典では点検対象として CLAUDE.md・スキル・エージェント・コマンドが挙げられている- LLM ゲートウェイ経由で利用量を管理している場合、プロンプト単位でリクエストを束ねられるようになるため、計測の粒度を見直す余地がある
