生成AIに「任せたい」74.8%、実際に任せられているのは18.3%
株式会社アイガモは2026年9月17日、働く人330名を対象とした生成AI利用実態調査を公表した。定型業務を「AIに任せたい」と答えた人が74.8%に対し、実際に任せられている人は18.3%。週1回以上の利用者131名のうち77.1%が「期待した回答が得られなかった」経験を持ち、その主因は「自分の指示が曖昧だった」が45.8%だった。
何が発表されたか
- 株式会社アイガモ(MindMeister 日本公式パートナー)が2026年9月17日10時に発表
- 調査対象は20〜50代の働く人。有効回答330名、うち業務で週1回以上生成AIを使う人は131名
- 調査期間は2026年9月2日〜4日、インターネット調査(Questant/マクロミルのモニターパネル)
- 業務で週1回以上生成AIを利用する人は 39.7%
- 定型業務を「AIに任せたい」人は 74.8%、実際に「任せられている」人は 18.3%
- 「期待した回答が得られなかった」経験者は 77.1%
- 失敗の主因は「自分の指示が曖昧だった」が 45.8% で最多
- 思考整理の方法は「頭の中で考えるだけ」が 49.6%、「図やマインドマップで可視化」は 13.7%
実務への影響
「任せたい74.8%/任せられている18.3%」の56ポイント差は、そのまま提案書に置ける数字だ。生成AI導入支援の商談で最大の障壁は、決裁者が「うちはもうChatGPTを契約している」と言って話が終わることだが、この調査は契約と定着がまったく別物であることを示している。利用率39.7%と定着18.3%を並べれば、ツール導入の次に必要な工程があると説明しやすい。
失敗要因の1位が「自分の指示が曖昧だった」で45.8%という点も使える。裏を返せば、モデルを乗り換えても改善しない層が半数近くいるということで、プロンプト設計や業務手順の言語化を支援メニューとして切り出す根拠になる。Web制作の周辺業務でいえば、原稿依頼のフォーマット整備、ブランドガイドラインの文書化、確認項目のチェックリスト化といった、AI以前から価値のある仕事がそのまま成果物になる。
思考整理を「頭の中だけ」で済ませている人が半数という結果は、調査主体が MindMeister のパートナーである以上、可視化ツールに誘導する文脈で読む必要がある。ただし数字そのものは、指示が曖昧になる理由の説明として素直に受け取れる。
補足
有効回答330名、週1回以上利用者は131名と規模は大きくない。業種別の内訳も公開されていないため、細かいクロス集計を根拠にするのは避け、大枠の傾向を示す材料として扱いたい。
